日記
アルバイト
同居している上の子がアルバイトを始めた。
一般的な飲食店で制服もあり、ある程度のセリフも決まっているらしい。
席に案内したり、メニューの説明をしたりするのにセリフを覚えるのが大変そうだ。
家で小学2年生の里子を相手にセリフの練習をしている。
『いらっしゃいませ!何名様ですか?』
『お1人様です!』
『ではお席に案内します。こちらへどうぞ。当店のご注文方法はご存知ですか?』
『あー知らないです』
といかにもお店にいるような掛け合いをしている。いろいろなセリフを言ってるうちに里子がツッコミを入れる。『セリフ噛まない方がいいよ』『だから練習してるの!』『はい!次のセリフ言って!』とどっちが上だかわからない感じだ。
でもごっこ遊びみたいで里子も嬉しそうに練習をしている。やはり兄弟は大事だなと思う。
親が教えると押し付けみたいになるけど、上の子がやっていることは憧れになる。
先輩がいることに感謝です。
そして里子が『バイトって何?』と聞いてきた。
働いたらお金がもらえるんだよ。自給って言ってね1時間働いたら千円もらえるんだよ。と教えたらやる気に火が付いた。『ママ!バイトする!バイト探して!』
いやいや小学生は無理だよ〜。じゃあうちでお手伝いする?お皿を洗ってくれたら十円あげるよ!と言ったら『えー!安い!千円ちょうだい!』『1時間働いたらねー』
大人の真似をしながら育っていくんだね。
ママ友!
実子が大きくなるとそんなにママ友という人と関わることもなく、自分の職場の人や町内会の人との関わりだけで、話すことといったら天気の話や町内会の行事の話など特にどうでもいいような話が多い。でも子育てをしているとママ友という人達との関わりがでてくる。子どもが小さいうちはママ友の存在はかなり大きい。
以前は里親ということを知られたくないからできるだけママ友を作らず、苗字が違うことがバレないようにラインの交換も遠慮してきた。遊びに来てもらってもある程度話さないと理解してもらえないしいちいち面倒ということもあって関わらないようにしてきた。
でも最近子どもが友達と遊びたい!というのであるお友達のうちに遊びに行かせたもらうためにその子のママとライン交換をしてママ友になった。
そして遊びに行かせてもらった。
10年くらい前はこんなふうに遊びに行ったり来たりしてたなーと思いながら子どもの遊ぶ姿を眺め、ママ友とお茶をしながら情報交換をした。小学校のことや担任の先生のこと。お友達のことなど情報の宝庫だった。
実子もこの小学校を出たしなんとなくわかってるつもりだった。でも日々変化していく時代に些細な情報も大切だ。
こんなにインターネットでなんでもわかる時代なのに昔ながらのママ友ネットワークは健在で、とても有難い情報網なんだと気付いた。
里親だからとか子どもがイジメられたら困るからと遠慮していたけど、親が知らないことで子どもが不自由な学校生活を送っていたのかなと思うと、もっと早く積極的に周りと関わった方がよかったかなと思う日だった。
授業参観
預かっている里子も小学校2年生になりました。
1年生の時はなかなか登校班に慣れずに毎日途中まで付いて行ったり、帰りも途中まで迎えに行ったりして、時には学校辞めたいなんて言い出すのでこのまま不登校にならないか心配したものです。
2年生になって毎日付いて行かなくても自分で登校班で行けるようになりました。
そして授業参観。これも1年生の時は授業中でも私のところに来て泣いてしまうことがありました。
でも2年生の今は違いました。
算数の授業はタブレットを広げて勉強したり、ものさしの授業では自分で測っています。
チラチラ私の方を見ながら見てないフリをしたり、こちらに来て泣くこともなく。ほんとに大きくなりました。
音楽の授業も参観できました。ほんとに歌声がかわいい!子ども達の合唱は可愛さと懐かしさで涙が出そうでした。
この歳になっても小学校の授業参観に行けるなんて幸せです。里親をやっててよかった。
大変なこともたくさんあります。なんでこうなるの?と思うこともたくさんありました。
でもこんなに普通の家族みたいにできたことがほんとに嬉しいです。まだまだいろいろあるけれどこんな小さな幸せが明日の活力になります。
初めてのサーカス
先日、株式会社中広様からのご招待でハッピードリームサーカスに行って来ました。
桑名市で開催されているサーカスに里親さん家族を招待してくださったものです。
外では小さな遊園地みたいなものがあって観覧車みたいなのはサーカス団の人と一緒に乗って空中散歩ができたり小さい子用のアスレチックみたいなものもありました。中ではおもちゃや綿菓子、たこ焼きなども売っていてどれも目を奪われるものばかりでした。
5歳の里子はサーカスは初めてでいろいろな曲芸に目をキラキラさせて見ていました。
中でもバイクと車のパフォーマンスははらはらドキドキしました。
バイクと車と自転車が一緒に網の中で回っていて自転車の人が疾走してるのはドキドキしました
空中ブランコも目隠しで飛んだりしてすごかったです
途中でピエロさんとの写真撮影会もありました
小学生のピエロさんは可愛かったです
一緒に写真も撮りました
里親になってから家族が増えてお出かけなど人数分の出費があるのでなかなか出かけられないのですが今回は家族の分までご招待していただいたので家族全員で楽しく見ることができました。ご招待してくださった株式会社中広様にはほんとに感謝しかないです
あれから時々里子がまた行こう!サーカス楽しかったね!と言う言葉を聞いて小さな子どもの心に思い出が刻まれたんだと嬉しく思います。
記憶の引き出し
もうすぐ冬になるのでタイヤを替えなくてはいけない。その前にタイヤを置く台を作っていたら年長の里子がやってきてボルトとナットを組み合わせる手伝いをしてくれた。
クルクル回しながら楽しそうにやっていたけれど急に『温泉楽しかったね!また行こうね!』と言い出した。
温泉。。温泉。。いつの話だ?
と考えていたら『これやったよね(^^)。温泉の時に美味しいのやったよね!』とボルトをクルクルしながら言った。
そういえば思い出した。
夏休みに九州へ旅行した時に北九州でそこの名物のネジチョコを食べたんだ。
すごくよくできていてチョコレートで作ったボルトとナットが入っていてちゃんとネジが合うようになっている。クルクル回すとキッチリ閉まっていくのだ。すごく珍しいしすばらしい技術に家族で感心しながらみんなで食べた。味も少し苦い感じで大人も好きな味のチョコだった。
次の日別府に行っていろいろな地獄温泉を見て足湯につかりながらまんじゅうを食べたりみんなで写真を撮ってすごく楽しかったことを思い出した。
大人になるとタイヤを置く台を作るくらいその日の出来事で終わるのに年長の子どもはボルトとナットを見て夏休みのチョコを思い出しそれに繋がる温泉を思い出したのだろう。
子どもの記憶の引き出しはおもしろいな〜
楽しかった夏の思い出も忘れていたのにすぐに思い出させてくれた。
子どもの気持ちは無限大だ。毎日ほんとに楽しい。