日記
ある人にいただいた言葉 その2
突然ですが、少し実験をしてみたいと思います。
もし可能なら、ペンなどの書くものと紙を用意してください。
腕時計を持っている人は腕時計、持っていない人は携帯電話のデザインをできるだけ正確に思い出して書いてください。
見てはいけません。
2、3分ですぐ書いてみてください。
バンドのデザインや数字。
数字は算用数字だったり、ローマ数字だったりいろいろだと思います。秒針の長さなどもです。
確認してみてください。書けましたでしょうか?
この実験をセミナーやクラスでやると、ほとんどの人が間違えます。
ほとんどの人が3~6カ所以上間違えます。
これは、なぜでしょうか?
腕時計は、1日に何度も見ているはずです。人によっては10年以上している時計を間違えます。
そして、次に、「いま時間は何時だった?」と質問します。
そうすると、今度もまたほとんどの人が、時間を覚えていません。
時計のデザインを確認するために、時計を見た直後なのにもかかわらずです。
この実験で何が分かるのか?
それは、
・人は重要なものしか見えない
・人は見る準備をしているものしか見えない
ということのようです。
そして面白いことに、一つの情報に集中してしまうと、他の情報が見えなくなってしまうのです。
好きな人が出来たら、ほかの人は見えなくなるのと一緒です。
いい意味でも、悪い意味でも、この心理的盲点(スコトーマ)が働きます。
メーテルリンクの「青い鳥」ではこう言います。
「なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
僕たちはずいぶん遠くまで探しに行ったけど、
本当はいつもここにいたんだ」
どこかに幸せがあるんじゃないかと探し回っているときは、「今ここにある幸せ」に気づかないものです。
良いものが入ってくる体質にしていきたいですね♪
ありがとうございます。
ほんとにそうですね。毎日見ている子どもたちのことも見ているようで見えていないことが沢山あります。
日々の生活に追われて自分さえも見失いそうになります。
でもしっかり見ていたいですね。子どもの成長は早いですから